ただ気づいて、『在る』こと(ヴィジランス) | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
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やるべきことがあるとすれば


質問者   あなたとお話しするのは今日がはじめてです。

ガンガジ  そうですか。それはようこそ。

質問者   ドキドキしています。

一体何を話すつもりなのか自分でもわかりませんが、
あなたの前に座りたいと思いました。

ガンガジ  何をしたいかなどわからなくて結構ですよ。
わからない方が、かえって良いですね。

質問者   以前、幾度か集会に参加をしていますが、
何度手を上げても、一度もあなたに指名されたことがありません。
がっかりして、ついには、二度と手を上げてなんかやらないぞと言う気分に陥っていました。

(ガンガジ 会場   笑い)

質問者   私の旅に関して分かち合いたいと思います。

人生の旅路のある時点で、立て直しがきかないかもしれないという程、どん底だったことがあります。
それでもやっとのことで立ち直ることができ、学校に入りました。
やがて職に就き、
『ああ、これで銀行からお金を借りてローンで車が買える』と思い、自分でもとても誇らしく感じました。
けれども実際には、銀行はお金を貸してくれませんでした。
私はまたひどく落ち込んでしまいました。

そんなある日の朝、
ソファーに寝そべりだらだらとテレビを見ていたら、あなたが映っていました。後から知りましたが、そのころ私が住んでいた町では、毎週土日の朝にスピリチュアルの時間という番組があり、その日は、ガンガジを放映していたのです。

私は、
『この女性の声は気持ちがいいなあ』と、ちらっと思いましたが、
すぐに、ほかのチャンネルに変えました。
アニマルプラネットの方が面白そうでした。

(ガンガジ 会場 笑い)

ところが次の日、同じ時間にまたあなたが映っていました。
男の人が、あなたに質問をしていました。
『毎日、毎日、真剣に瞑想をしているにもかかわらず、
ちっとも幸せではありません。』

するとあなたが言いました。
『じゃあ瞑想をやめたらいかがですか?』

(ガンガジ 会場 爆笑)

あなたのことが気に入ったと、
そのとき私は思いました。

その後、あなたをテレビで見ることは無かったので、
ネットで調べて探し出しお話を聞きました。
一年くらい熱心に聞いたと思います。
そして何度か、
『なるほど、わかったぞ!』という、合点の瞬間も体験しました。

『そうか、ガンガジは何もするなと言っている。だから、何もしなくていいんだ!』 
と、そう思って過ごしていましたが、そのうちにまた、惨めな気分になっていきました。

あなたが町にやってくると聞きはじめて集会に参加した時のことです。
あなたが部屋に入って来るのを目にした時、 
私はふと、
『自分は、な〜んにもわかっちゃいない』と感じました。

”なに一つわからない”

これが本当の始まりでした。

なんだろう?
何かを見落としている。
ガンガジは、何もしなくていいと言ったけれど、
それは、ただ何もしないで過ごせという意味じゃない。
いったいなんだろう?
私は自問しました。

せっかくいただいた、”今ここ” という大切なギフトなのに、
ないがしろにすることはできない。

そこで、私は、
もっと注意を払い始めました。

そして発見したのは、
”意識的でいる” ということです。

注意を払い意識的でいることが、与えられたこのギフトを尊重し、愛することなのだ、
植物に水や栄養をやるのと同様に、そうすることでいただいたプレゼントが生きるのだ、と発見しました。

ガンガジ   (うなずく)
そのとおりですね。

質問者   私は、とても幸せです。
心から幸せです。

ガンガジ   あなたは大変明確に話されました。
あなたがおっしゃったことはすべて、とても根本的で重要ですね。

質問者   これを知ることがなかったなら、一体私はどうやって生きているのだろうかと、特にここ数年そう思うことがあります。

新しく開発された薬を、しばらくの間実験的に使用したのですが、
4ヶ月後に、副作用で視力のほとんどを失いました。
今は顔の前でかざした自分の手さえはっきり見ることができません。
でも、幸せにかげりはありません。
たとえ盲目になったとしても、この平安が失われることはないでしょう。
本当に驚くべきことです。

ガンガジ   その通りです。
ご自分で証明されたのです。
それが真実の平安です。
目が見えなくなったら無くなってしまうような、条件付けの平安ではありません。

質問者   今回、3度目の投薬が始まったのですが、
薬が強すぎてからだにとっては大変な苦痛です。
身体的にとても大きな苦しみがあります。
でも、私は平安です。

ある集会の場で、
『君は、最期を待っているんだろう』とある方に言われたのですが、
その方がおっしゃる意味がよく分かりませんでした。
待っている? 私が何を待っているというのでしょう?

それはともかく、
私は、自分の身体の苦痛を人に知られるのがとても嫌です。
それなのに人々は私に、どんなにつらいのかを話すようにと言います。

ガンガジ  それが人間ですね。

質問者   ええ。

友人たちは私を見かけると、皆親切に近寄ってきて、
『どんなにつらいのか、遠慮しないで話してくれていいのよ。
つらいことがあったらなんでも聞くからね。愛しているわ。』と言います。
『苦しいときは何もかも打ち明けてね』と。。。

ガンガジ   皆、愛しているからそう言うのです。
美しいですね。
あなたをありのまま受け入れようという、皆の意志ですね。

ただ、難しいのは、
あなたにとって何が真実であるのかを、人々が気づかないところです。
あなたが平安のなかに在ることを理解するのは、皆には非常に難しいでしょう。

私にも同じような経験があります。
数年前に、私は、社会的にとても困難な状況に置かれたことがありました。 
そのような折、修養会に出席していたある方が、私に手紙をよこしました。

手紙には、
『あなたはひどいいかさま師だ。
惨めなくせに何でも無いような態度を装って集会を行い、大変不快だった。』と激しい調子で書いてありました。
素晴らしい集会だったのですが、手紙はそう綴られていました。
その方はスピリチュアルな教師をしておられました。

一体どうすれば良いのでしょうねえ?
その方の手紙は、その方ご自身の体験なのです。

手紙を読んだ後、
『私は惨めなのだろうか? 何かを隠しているだろうか?』と、自問しました。
調べてみるのは有益です。
でも私は何も隠していませんでした。

ですから、
あなたはご自分を信頼すれば良いのです。
また、あなたの友人たちが慰めてくれる時、彼らは愛ゆえに語っている、ということも信頼すればよいのです。

時には、人間にとって、他の人が平安でいるのを受け入れるのは、不幸でいるのを受け入れるよりも恐ろしいのです。
なぜなら、惨めさのほうが、皆、感覚としてよくわかるからです。良く知っているからです。
人間は多くの場合、惨めさを慰め合い共感することでお互いに結びついてきました。
そういう方法が馴染み深いのです。

質問者   はい。

私の周りの人たちは、誰一人あなたに興味がありません。(笑い)

ガンガジ   ええ。よく知っています。
私の周りも、そうですから。(笑い)

質問者   この会場にも友人がいますから、誰一人というのはおおげさな表現かもしれませんが、
ほとんどの私の友人は、あなたに全く興味がありません。
一緒に、この修養会に参加してくれる友はいませんでした。
皆、ガンガジへの興味がゼロなんです。(笑い)

ガンガジ   不思議ですよねえ。

どうなのでしょう。
声が好きだ、というような、
単なる生物的な反応なのかも知れません。

共振とでも言いましょうか。

共振するならするし、しないならしない。ただそれだけです。
正直でいればよいのです。
強制したりされたりというものではありません。

ただし、もし共振するのなら、それを尊重しましょう。

先ほどはとても嬉しかったです。
なぜならあなたが、ご自分で体験をして発見したことをここで話されたからです。
あなたがおっしゃった通りです。

私が、
『何もするな』と、皆様に申し上げてきているのは、真実です。
本当に言葉通りです。

私たちは 
”自分が何かをする” ことで、
与えられたギフトに養分を与え、次々に子芋を増やしていくのだと思い込みがちですが、
そうではありません。
それは ”尊重” ではありません。

やるべきことがあるとすれば、
そう、もし何かをなさりたいのなら、
発見なさった、”真実” に常に意識的に注意を向けていることです。
あなたがおっしゃったとおりです。
尊重する。愛する。とは本当はそのような意味です。

もしそれが重荷になっているようなら、何かが違います。
きっと、”あなた” が何かを ”やっている” でしょう。
あなたが何かをやっている。
尊重 ”して” いる。
ヴィジランスを ”やって” いる。
愛 ”して” いる。
あれやこれやを ”やって” いる。
それは、本当の尊重ではありません。

真に尊重するとは、あなたがおっしゃったように、
『わからない!』と、ただ心を開くことです。
それが、ヴィジランスです。
完全に初心のままに、完全にわからないまま、心を開いている。
『私は何も知らない』と。

私たちの存在の深奥に在る ”真実” を尊重しなければ、
地球も、人々も、多様性も、平安も、尊重することなどできません。
”真実” を尊重せずにあなたが何かをすると、善人として行動しながら害をまき散らすことになります。
歴史が証明しています。

一瞬、止まり、真実を尊重する。
心底、”今ここに在る” ”それ” に心を開く。
意識的に注意を向けている。
ただそれだけです。

質問者   今日はここに来てよかったです。
もう一度お会いできるかどうかわかりませんが、どうもありがとうございました。

ガンガジ  こちらこそ。ありがとうございます。























































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思考のループを断ち切る


ガンガジ   またいらっしゃいましたね。

さあどうぞ。

 

参加者    (暗い表情で、肩をすぼめる)

 

ガンガジ   そのポーズはどのような意味なのですか?

 

参加者    わからないという意味です。

 

ガンガジ   それは素晴らしい!

わかりたいという願望を捨て去って、わからないという瞬間にいると、

そこに、空間が在ることに気づきますね?

 

参加者    。。。。。

 

ガンガジ   今この瞬間に、

わからないままで居る。

これが鍵です。

 

参加者    (無言)

 

ガンガジ   空間が在りますか?

 

参加者    (うなずく)

 

ガンガジ   どこにありますか?

 

参加者    (胸をさしながら)ここです。

 

ガンガジ   素晴らしいスタートですね。

空間が在りますね。

 

参加者    でも、僕の頭が、空間へ行くことを邪魔しています。

 

ガンガジ   う〜ん。。。。

 

昨日の会話と同じですね。

 

(詰め寄って、)

 

あなたはどこにも行く必要がありません。

どこへ行きたいとおっしゃるのですか?

 

参加者    でも、痛みがあるのです。

 

ガンガジ   痛みですね。

そうです。具体的になってきましたね。

 

痛みには何も問題がありません。

 

参加者    それじゃあ、問題は何なのですか???

 

ガンガジ   それは、私の質問です!!!

 

(笑いながら)一体全体、何が、問題なのでしょうか?

 

(会場爆笑)

 

参加者    私が欲しいのは、、、

 

ガンガジ   ええ、何を手に入れたいのでしょう?

 

参加者    何が欲しいのかさえわかりません。

欲しいものが何なのかを、知りたいです。

 

ガンガジ   (笑いながら)

 

ガンガジ   あなたは、ご自分が何を求めているのか、本当はご存知です。

でも、きっと、それがどのようなものであるのかを知らないのです。

 

それでは、痛みに戻りましょうね。

その痛みとは何なのでしょうか?

痛みと名付けるのをやめましょう。

 

どのあたりにあるのでしょうか?

 

参加者   (こめかみを指差しながら)頭のこのあたりにあります。

単なる感覚です。

 

ガンガジ   単なる感覚ですか。

どのような感覚ですか?

 

参加者    ぎゅっと、締め付けられるような。。。 

 

ガンガジ   頭が締め付けられるような感覚ですね。

その感覚のどこが問題ですか?

 

参加者    (苦笑しながら)

どこが問題かと聞かれても困ります。

 

とにかく、僕は幸せじゃないんです。

 

ガンガジ    幸せじゃないことの何が悪いのでしょう?

 

参加者    (苦笑しながら、)

でも、何かを手に入れたいんです!

 

ガンガジ   何を手に入れたいのでしょう?

 

参加者    何が欲しいのか、自分でもわかりません。

 

ガンガジ   (にこにこしながら)

 

わからないのでしたら、わからないままにしておきなさい。

わかろうとするのをやめてごらんなさい。

 

そうすると、そこにあるのは何でしょう?

 

質問者    。。。。。。

 

ガンガジ   わかろうとするのを止めるというのは、鍵です。

 

そして、そこから心を開いて、じっとしていてご覧なさい。

実験です。

 

そこにあるべき何かのことをうかがっているのではありませんよ。

 

そうあるべきであることも、そうあるべきでないことも、

そうなりたいことも、なりたくないことも、

今、一瞬だけ、なにもかも全部忘れてしまってごらんなさい。

 

そうした時、

さあ、

ここに在るのは、何でしょう?

 

単純に、観察してご覧なさい。

 

ここに在るのは何でしょう?

 

そのもっと、奥にあるのは何でしょう。

そして、そのもっともっと奥にあるのは何でしょう?

 

そうやって、あなたの知性的な視覚が、

まるで、顕微鏡を使って見ているかのように、

どんどん細部へとフォーカスしていってご覧なさい。

 

ただ単純に見てご覧なさい。

 

あなたが、「見たい!」とお思いになったとたんに、

あなたの注意は、あなたのストーリーへと、舞い戻ってしまいます。

 

もしあなたのストーリー、

そうあるべきだったとか、そうであるべきではなかったというようなストーリーが過去からやってきたら、

単にそれを脇の置いておけばいいのです。

 

参加者   。。。。

 

ガンガジ   何を体験なさっておられるのでしょうか?

内側で体験なさっていることをお話ししていただけますか。

 

(ガンガジ、参加者の手を取りながら)

 

今日の痛みは、この辺にあるのでしたよね。

 

(ガンガジ、参加者のこめかみをつねる)

 

この前はこちら側。

 

(反対のこめかみもつねる)

 

参加者   はい。そこ。そこです。

 

(会場爆笑)

 

ガンガジ   さあ、痛みはみ〜んな、捨ててさしあげましたよ。

 

あなたがしがみついていた杖を、たった今、粉々にしました。

 

(全員爆笑)

 

参加者    (暗い表情で) 僕も、笑ってごまかして、

幸せであるようなふりをすることもできますけれど、、、

 

ガンガジ   (大きく手を振りながら)

 

ダメよ!

そのようなふりなど、しないでください。

 

参加者   (吹き出す)

 

ガンガジ   笑ってはいけません!!

 

参加者   (爆笑)

 

ガンガジ   そのまま不幸せでいてください。

 

(全員爆笑)

 

参加者    (少し笑いながら)どちらもやってみましたよ。

 

ガンガジ    たった今は、いかがでしょう?

幸せになろうなんて、やってみないでいただきたいですね。

 

今ここで、極限まで、思いっきり悲しくなってください。

 

(全員爆笑)

 

そして徹底的に調べていただきたいのです。

その奥に何があるのかを。

 

参加者   (吹き出す)

あなたの話し方、僕の方言にだんだん似てきていますよ。

 

ガンガジ   (笑い) 

 

さあ、内側で、何を体験なさっているのでしょう? 

 

もし、考えるのを止めたら、どうなりますか?   

 

あなたのハートに、たった今あるのは、なんでしょう?

 

質問者    。。。。。

 

ガンガジ   (会場に向かって)

 

皆様、

あなたが考えることを止めたなら、ハートにたった今あるのは何でしょう?

 

それが何であるのかを、考える必要もありません。

 

痛みがあろうが、雑音があろうが、誰があなたのそばにいようが、全く関係ありません。

それらはすべて、外側で起きていることです。

 

あなたのハートの核心にあるのは何でしょうか?

 

もうすでにここにあります。

 

幸せさえ、それとは関係がありません。

 

もっともっと深淵なところです。

 

質問者    あなたがおっしゃる通りに、

悲しいときに、その痛みと一緒にいようとしてみましたが、僕にはできません。

 

ガンガジ    その通り!

それなら、大成功です。

 

(笑いながら)

悲しみと一緒にいようとするとどうなるのですか?

 

7時間、心の痛みと一緒にいようとするとどうなりますか?

 

質問者    一緒にいようとしても、考え始めてしまいます。

 

ガンガジ   何を考え始めるのでしょうか?

 

質問者    考えるなとか、そう感じてはダメだとか、ああしろ、こうしろと。

それが僕をとても疲れさせます。

 

ガンガジ    休息のチャンスですね。

 

頭の中で、いろいろな説明が起きているあいだ、あなたのハートはいかがでしょう? 

 

質問者    先日、あなたとお話しした後、

僕は頭をほんの少しのあいだ離れ、ハートに休息することができたと思いました。

でもその後、すぐにまた頭の活動に戻りました。

 

僕の前にお話をなさった方のように、静かになりたいと思い始めました。

 

ガンガジ   自分を、罰し始めたのですね。

 

質問者    僕は、いつもそうなのです。

いつの間にか一人でそういうことを始めるのです。

 

ガンガジ   ご自分を罰することはお一人ではできませんよ。

二人いらっしゃらないとできません。

 

あなたの超エゴが、あなたを叱るのです。

 

質問者    僕は、あの方のようには愛されていないんです。

僕には恩寵はやってこないのです。

僕はそれを受けるに値しないのです。

 

ガンガジ  (微笑みながら)

あなたは愛されています。

どれほど愛されていることか。

 

質問者    僕はだめなんです。

 

ガンガジ   私たちは皆、なにもかも受け入れられています。 

質問者    僕はもう疲れました。

他の誰かのようになることにも疲れ果てました。

 

ガンガジ   ですから?

 

質問者    (わからないというポーズ)

 

ガンガジ   ご自分を責めるのをお止めになることはできますか?

実験的に。

 

質問者    どうやって自分を責めることを止められるのですか?

 

ガンガジ   あなたの頭の中で、

僕には価値がない、という考えが始まった時、

それに気づくことができますか?

 

そして、その声に気づいたら、

 

ハッ! と、息を大きく吐き出すのです。

 

質問者    (吹き出す)

 

ガンガジ    そうです。

そのようにするのです。

シンプルでしょう?

 

質問者    (うなずく)

 

ガンガジ   宝くじは、お買いになったことがありますか?

 

質問者    。。。はい。

 

ガンガジ   当たったらどうなさいますか?

 

質問者    エッ?????

 

そんなものいりません。

僕は何も欲しくないんです。

 

ガンガジ   そうでしょうか?

 

あなたは嘘をついておられますね。

 

もしあなたが何も欲しくないのなら、あなたは、全く幸せなはずです。

 

質問者    欲しいのかもしれませんが、、

 

ガンガジ   (爆笑)

 

ほらね。ほんとのことをおっしゃらなければいけません。

本当のことを言うのは大変重要です。

 

さあ、宝くじに当たって、最高にお金持ちになったとしたらどうなさいますか?

 

僕にはもらう価値がないとおっしゃるでしょうか?

 

僕は、傲慢だから、

僕は、あの誰かのようじゃないから、

僕はつまらないやつだから、

僕には価値がないから、といって

 

それは受け取れない、とおっしゃいますか?

 

おっしゃらないでしょう?

 

質問者    (うなずく)

 

ガンガジ   同じです。

だから、ただ、止めるのです。

 

マインドの罠です。

 

あなたの超エゴが、あなたを罰そうとするのです。

神や、グルのまねをして。

 

参加者   (うなずく)

 

ガンガジ   あなたに価値があろうがなかろうが、

問題ではありません。

 

恩寵の性質なのです。

あなたに価値があろうがなかろうが、それはやってきます。

 

あなたが、善人であろうが悪人であろうが、

あなたが傲慢であろうが、ひどく卑屈であろうが、

関係ありません。

 

そのようなものよりも、もっと深淵です。

 

ですから、それがやってくることに、まかせることはできますか?

 

質問者    やってみますが、、でも、、、、、

 

ガンガジ    やってみる邪魔をするのは、あなたを罰する声でしょう?

 

質問者    (うなずく)

 

ガンガジ   それならば、ハッ!

さきほどやってみましたよ。

 

これが答えです。

 

ここで練習してご覧になりますか?

 

こんなふうになさるのですよ。

 

『僕なんかに、受け取る価値がない、、、、』

ハッ!

 

さあ、私の前でやってみて。

 

質問者    ハッ!

 

(全員爆笑)

 

ガンガジ   皆さんも、ごいっしょにどうぞ。合唱です。 さあ、息を吐いて、

 

全員    ハーッ!

 

(笑い)

 

質問者   (暗い表情で肩をすくめる)

 

ガンガジ   どうなさったの?

 

質問者    でもやっぱり、何かがひっかかっていて、、、、、、

 

ガンガジ   ハッ!

 

質問者    ハッ!

 

(会場爆笑)

 

質問者    でもやっぱり何かが、、、、、、

 

ガンガジ   ハッ!

 

質問者    ハッ!

 

ガンガジ   (笑いながら)

 

さあ、今日の午後、

ずっとやってみてくださいね。

 

あなたが何回 ハッ! っとおっしゃるか。

 

質問者    (無言でガンガジをじっと見つめる)

 

ガンガジ   どうなさったの?  


な〜に?

 

質問者   。。。。。。。

 

ハッ!

 

(会場大爆笑)

 

ガンガジ   (笑い転げながら)

 

その調子! その調子!

 

これからの人生をずっとそうやって過ごすようにと申し上げているわけではないのですよ。

 

ただ、実験的にやっていただきたいのです。

 

なぜかと申しますとね、

 

あなたの中で、とっても固く、からまってしまっている何かがあるのです。

 

質問者    ずっとからまりをほどこうとしてきましたが、、、、、、

 

ガンガジ   ハッ!

 

質問者    ハッ!

 

ガンガジ   (笑いながら)

 

ご覧なさい。

 

ハッ!を数回やっただけで、

もうとっても軽くなっているでしょう?

 

質問者    うなずく

 

ガンガジ   それでは、あとから、かならずご報告を、お願いしますね。

 

どうもありがとうございます。

ここに出ていらして、皆様の前にあなたをさらけだしてくださり、ありがとうございます。

 

これは、あなただけではありません。

どなたにも、共通しています。

 

自分を責めるよう、私たちは訓練されてきました。

 

良くなりたいと思うのは、当然ですから、自分を責めるのです。

 

そして、あるとき、

どういう理由か知る由もなく、

突然どこからか恩寵が舞い降ります。

 

それなのに、またご自分を責める。

『私は、だめなやつだ。価値がない』とね。

 

そのようなときに、、、、

 

ハッ! です。

 

『だけれど、やっぱり私には、、、、、、』

と始まったら、すぐに、ハッ!

 

ご自分でなさるのですよ。

私が気づいて、して差し上げるのではありません。

 

ハッ!

 

神聖な言葉です。

秘密の言葉です。

 

声に出す必要はありません。

心の内側でやってみてご覧なさい。

 

思考が現れたら、それに気づく方法です。

単に気づくだけです。

 

気づいて、何かをするのではありません。

気づいて、その思考とけんかをするのではありません。

 

さあ、おわかりになりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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