ゆだね | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
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答えを探すのを止め見守ってご覧なさい


質問者   正しい選択に関しての質問です。

 

とても現実的なことです。

 

結婚をすることになるかもしれないんです。

したくない人と。。。

 

ガンガジ   なるほど。

 

あなたが真に欲しているのは何でしょうか?

 

質問者    僕が欲しいのは、幸せや、自由です。

 

この結婚は親が望んでいることなので、親を幸せにしたい気持ちがありますが、

私自身には難しい選択です。

私の国では結婚とはたいがいそういうものなのですが、

 

ガンガジ   ええ。そうでしょうとも。わかりますよ。

そのような結婚がうまくいくこともたくさんありますしね。

 

(笑い)

 

質問者    私には準備ができているかどうかわかりません。

心はもうほとんど決まっているのですが、まだいまなら変更することもできます。

 

ガンガジ    (笑いながら)

 

イエスですか?ノーですか?

 

質問者    一応イエスと言いました。でも、彼女の選択がどう出るのか。

 

ノーと言ってくれると助かるなあ。

彼女がそういってくれれば僕の責任ではなくなりますから。

 

(爆笑)

 

ガンガジ   彼女にはお会いしたことがあるの?

 

質問者    ええ。

6ヶ月間くらい会っています。

 

ガンガジ   心に感じるものはあるのですか?

 

質問者    ありもしますが、そうでないところもあります。

たいていの物事はそうですよね。

 

僕のチェックリストには全然一致しません。

 

ガンガジ (爆笑)

 

私ね。この会話、とても楽しいんですけれど、

私にできることは何もありませんよ。

 

質問者   ええ。わかります。

 

質問が見えてきました。

 

瞑想中は、

どうしてこんな、どうでもいいことに心を奪われていたんだろうと思え、

かというと、これはもう人生の一大事と感じられることがあり、

 

(爆笑)

 

あるときはとても重要に思え、あるときはたいしたことでもないように思えるというように、考えがぐるぐる頭の中で回っているんです。

 

ガンガジ   飽きる程考えておられるわけですね。

 

そしてもう、頭が一杯のご様子ですね。

そうではありませんか?

 

質問者    うなずく。

 

ガンガジ   こう選択すれば、きっとこうなるだろう。

そして、別の選択をすると、多分、ああなり、それからこうなるかもしれないという具合に、プラスもマイナスも何度も考え尽くされましたよね。

 

いまあなたは、内側での会話を止めるときです。

 

思考の会話を止めるのは恐ろしいものです。

あなたの人生の “問題” であるからです。

 

あなたの国では、結婚は簡単にするようなことではないことは、私も知っています。

一生をかけた決断ですね。

 

ですから、あなたのエネルギーが集約されています。

あなたが西洋の文化に感化されているとしても。

 

質問者    ええ。僕は両方の文化に感化されています。

 

ガンガジ   もう何度も何度もいろいろなことを考えましたよね。

 

あなたはご存知でしょう。

たった今、ただ、止めてご覧になることができるということを。

 

そして、待つのです。

自分で答えを探そうとなさるかわりに。

 

待つのと、答えを探しまわるのでは全く異なります。

一方は、委ねです。

そしてもう一方は、指揮です。

 

委ねるとは、開き、発見を待つことです。

 

イエスでも、ノーでも

どちらもとても大きな選択です。

思考の許容量を超えていますね。

思考に結果を推し量ることは不可能です。

あなたの思考はもう役目を果たしました。

思考は素晴らしい役目を持っています。

 

ですから、

 

いまはただ、こころを開いて 止まってごらんなさい。

パパジは、

答えが落ちるのを待つと、おっしました。

 

あなたの答えはもう落ちたのか、それともまだなのかわかりませんが。

 

質問者   (無言でうなずく)

 

ありがとうございます。

 



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最終的に私たちにはコントロールができないという事に気づいてください

 

質問者    近日中に腰の骨の手術を受けます。

人工の股関節を取り付けるんです。

 

恐ろしくて、恐ろしくて、

たまらないです。

 

(泣きながら)

 

でも自分自身に責任を持って、できる限り心の準備をしようと思っています。

いままでもそうしてきたように。

 

(涙を拭い)

 

あなたとの対話は、真実の私が何かを思い出させてくれます。

 

手術の日が来たら委ねなければならないことがわかっているのに、、、

ええもちろん委ねるつもりではいるのですけれど、、

 

ガンガジ   たった今、委ねてご覧になってはいかがでしょうか?

 

質問者    そうですね。

わかっています。

 

今そうしなくちゃならないということはちゃんとわかっているんです。

本当にそうしたいのですが、私のある部分が抵抗するのです。

 

恐れるべきではないのはわかっているんです。

 

ガンガジ   わかります。

私たちは誰もが、遅かれ早かれこのようなことに直面します。

 

あなたがお話しなさっているのはコントロール願望です。

自分で自分の感情をコントロールすべきだし、身体もコントロールすべきだし、結果もコントロールすべきだと。

 

でも、気づいていただきたいのは、

あなたがコントロールしているのではないということです。

 

質問者    わかっています。そうではないのは。

それが恐ろしくてたまらないのです。

 

ガンガジ   そうでしょう。

 

でも本当でしょう?

 

あなたの感情は、あなたが望もうとも望まずともやってきます。

あなたが置かれているような身体の状態だとか、私たちが望んでいない結果も、やってきてしまいます。

 

ですから 今この瞬間、ここで一緒に、

そのことに心を開いてご覧なさい。

 

最終的には、あなたには何もコントロールできない。

 

ところどころで、しばしの間はコントロールができたこともあるかもしれません。

でも、あなたが今置かれている状況をあなたはコントロールすることができません。最終的にはできません。

 

そうではありませんか?

 

質問者    まったくその通りです。

 

ガンガジ   そうですね。

 

それで? 今どのようにお感じになりますか?

今この瞬間です。

 

質問者    ええと。

 

今感じているのは、

 

今なら、、、

この瞬間なら大丈夫な感じがします。 

この瞬間ならば。。。

 

ガンガジ   (笑い)

 

質問者    今この瞬間だけだったら。。。

 

(笑い)

 

ガンガジ    たった今この瞬間、あなたには一切コントロールができません。

そして、たった今この瞬間、あなたは大丈夫とおっしゃっていますね。

 

質問者    ええ。

 

ガンガジ   問題が起こるのは、

 

対話が終わったらどうだろうか?

明日はどうだろうか?

入院したらどうだろうか?

 

と、“あなた” が考えはじめたときです。

 

 

質問者    その通りです。

 

(笑い)

 

滑稽です。

もちろん自分でもそのことに気づいて笑ったことがあります。

 

ガンガジ   そうでしょう。そういう体験がおありだったことでしょう。

 

でも、私がお話ししていることはもっと大変新鮮なのです。

 

『こんなことはずっと前にわかっていたのだから。』

 

とあなたはおっしゃり、

それが、

 

『だからこんなふうに感じてはいけないのだ。』

 

という考えと一緒になり、

そこでまた、

 

『ああ、自分の感情をコントロールしなくちゃいけない』

 

となると、

 

あなたは、私たちの中にある巨大な力、 死への恐れや、居心地の悪い感情や、苦しみへの恐れ、望まない結果への “恐れ” を否定しています。

 

人間として、動物として、あなたに表れる感情をコントロールすることができないことに気づく。

あなたは人間なのだという事実をコントロールすることはできないことに気づいてください。

 

質問者    はい。

 

ガンガジ   そのことに気づくと、あなたに感情が起こった時、

『委ねなければならない』と、ご自分自身に言い聞かせているよりももっとずっとずっと “委ね” の近くにいます。

 

つまり、“委ねなければならない” とあなたが考えているのならそれはまだ、

コントロールです。

 

質問者    あなたが今おっしゃったことを心の深いところで覚えていることもあります。

でも、ついつい忘れてしまうんです。

 

ガンガジ   覚えていることはできません。

 

全部忘れてしまいなさい。

 

質問者    (笑い)

 

ガンガジ    全部忘れてしまいなさい。

忘れてしまったときに今ここにあるのは何でしょうか?

 

覚えていなくては “ならない”、

覚えている “べき” ことを、忘れちゃいけない。

 

(爆笑)

 

とあなたが言っているときはまだ、、、

 

質問者    (爆笑)

それはまたコントロールですね。

 

ガンガジ    そのとおりです。

明確でしょう?

 

かといって、あなたが直面するかもしれない身体の痛みが減るとか、

前もって計画しておく必要のある事柄が減る訳ではありません。

そういう事を申しているのではありません。

 

例えばスケジュールを調整し計画を立てたりというような、私たちがコントロールできる事柄がある中で、“最終的” には私たちは全くコントロールができないということに気づく重要性をお話ししています。

 

ガンガジ    どれほどコントロールしたくとも、最終的に私たちは何もコントロールができない。

そのことにお気づきになると解放があります。。

 

なんと大きな解放でしょう

 

参加者    本当ですね。

 

ガンガジ   手術の日取りは?

 

参加者    あと16日です。

毎日数えています。

 

(笑い)

 

ガンガジ    愛に委ねなさい。

あなたのハートの中心に委ねてご覧なさい。

あなたの真実、今ここの存在に委ねてご覧なさい。

 

質問者    (うなずく)

 

ラマナと牛が並んで移っている写真を持って手術に望むんです。

とっても好きなんです、あの写真。

 

(笑い)

 

ガンガジ   ラクシュミという名の牛ですね。

 

質問者    はい。

 

ガンガジ   あなたにベストが起きることを願います。

 

そして、気づきが訪れますように。。。

 

 

 

 

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絶対的な強さとは


昨日、ある方がこのような質問をなさいました。

 

『私はこの絶望的な状況をきりぬけられるほど、自分が強いかどうかわかりません。』

その方は今、何か大変に厳しい状況の中にいらっしゃるとのことでした。

 

重要なことなのでお話しします。

と申しますのは、

私たちはだれでも、時に、このような感覚に襲われることがあるからです。

 

『今の状況を切り抜けることができるほど、私は強いのだろうか。』

そうおっしゃったその方は、とても強い女性です。

彼女の状況がどのようなことであり、彼女が切り抜けなければならないことがどういうことであるのか、それについて私は知りません。

 

でも今、ここにいらっしゃる皆様が、

幻想を手放したいと思われ、あらゆることから自由になるためにいらしているのでしたら、

幻想を手放す強さというのは、すべてをゆだねることの中にしかない、と申し上げましょう。

 

それがたとえどのような幻想であったとしてもです。

 

それが、あなた自身でコントロールできるように感じられる幻想であったとしても、または、あなたの周りの方々がとる行動、という幻想であったとしても同じです。

 

あなたがゆだねてご覧になったとき、強さはもともとあったことがおわかりになることでしょう。

 

もし、あなたが、

幻想から自由になるために、自分で何かをしなければならない、という幻想を抱いていらっしゃるのでしたら、

 

(会場笑い)

 

そこには、何かをしければならないという、『あなた』の努力が必要になりますね。

 

でも、そうではないのです。

 

ごく単純にゆだねるだけでいいのです。

心を開くだけです。

そうすると、もう、

強さがそこにあることがおわかりになるでしょう。

 

強さとは、それが私たちにあるのかどうか、などという、概念とは全く関係ありません。

なぜなら、そこでは、誰かが何かを行っているわけではないからです。

単に、開け放たれた空間がそこにあるというだけです。

だれかが何かをして、開け放つわけではありません。

 

最終的なものです。

途中の過程ではありません。

 

開放は、ゆだねることでやってきます。

きっと、皆さんは、そのような状態を経験なさったことがおありではないかと思います。

 

ただ、そのような経験をすると、人間の頭脳はとたんに

「もういちど、やってみよう」と考え始めます。

そして、パターンを作ったり、方法を考えだそうとするのですが、実際にはそのための手段はありません。

 

開くための方法はありません。

 

開くのをためらっていたり、開かなければならないと考えていたり、開こうと努力なさっているのかもしれませんが、

開くためには、あらゆる手段を投げ出すしかないのです。

 

開かれた状態を手に入れるのではありません。

ただ、開け放たれた状態でいる、のです。

 

ですから 仮にそのような表現をしたのですが、実際には、強さという表現も正しくはないわけです。

 

何もかもを失ってしまうわけですから、手放すには、強さが必要な感じがしますが、失うものは、どうせ偽物でしかありません。

 

それがどのようなレベルであるにしても、あなたには、ありとあらゆる幻想を手放すために必要な絶対的な強さがあるのです。

 

幻想は、『真実』ではありません。

体験していたときには重みがあったのかもしれませんが、実際には重みがありません。

 

『私に強さがあるかどうかわからない』と、

私を呼びとめられた方が今ここにおられるのでしたら、お礼を申し上げます。

 

そのような感情が再び現れたら、そこで立ち止まって、待ってご覧になってください。

 

普通はそのような感情が表れると、逃げたり、戦ったり、それを感じないようにしてしまいます。


でも、ただ、あけ開いてみてみましょう。

強さというものがどこにあるのかということを。

 

私たちが、誰かの幸せに対して、 たとえば、子供の幸せや親の病気に対して責任があると考えたり、じぶん自身や、世界の平和に対して責任があると考えるのは興味深いことですが、

私たちにある本当の責任とは、真実の人間としての開かれた状態でいることに対してです。

 

 

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