感謝 | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
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感謝



質問者    あなたに大変感謝をしています。

ガンガジ   そうですか。 何をでしょう?

 (会場笑い)

質問者     初めて私に真理を話してくださった方があなただからです。
9年ほど前のことです。

ガンガジ    まあ、9年も前ですか。

質問者     はいそうです。ビデオでした。

ガンガジ    ああ、そうですか。なるほど。

質問者     そして私にとって、今年は特にそれが必要で、助けになりました。

1年ほど前から、ライム病を煩っています。

身体の具合がとてもつらいし、
私のマインドは時には大変に心配をします。

最近特に、先週あたりからだったように感じますが、マインドは、
『平安を感じる為には、最悪のケースのシナリオに慣れておいた方がいいよ』
というようなことをつぶやき始めました。

最悪のケースというのは、お分かりだと思いますが、ライム病が良くならなかった場合のことです。

例えば、私の仕事は身体を使う仕事なのですが、
「仕事に戻れなくなってしまうだろう」とか、
「自活できなくなってしまうだろう」とか、
「一人では暮らせなくなるだろう」とか、

それから、
ライム病にかかっていると、妊娠中に子供にも感染してしまいますから、
「子供を持てないのは残念だろう」とか、

そういう最悪の状況です。

身体の自由が利かなくなり、
きっとパートナーにとっても、もう魅力的ではなくなるだろう、
といったようなこと、
そういった、この身体とマインドがゆくゆく経験するかもしれないすべてのことです。

ガンガジ    なんという機会なのでしょう。

質問者     はい。そうなのです。

ところが驚いたことには、マインドがこのようなことのすべてを味わっていたとき、
そのように私が欲しかったあらゆるものの奥底に、ものすごい愛が存在していたことに気づいたのです。

とっても素敵なんです。

本当に、なぜ、以前はそのことにまったく気づかなかったのかと、自分でも滑稽です。

(笑い)

これこそが、真実のわたしたちですね。
あなたがこの9年間ずっとお話ししてこられたことです。
そして今、この9年間の中で一番たくさん、あなたの言葉が聴こえているんです。

とても幸せです。感謝しています。

ガンガジ    そのとおりです。
何度聴いても聴く度に、もっとたくさんのことが聴こえてくるのです。

真理には終わりが無いのです。

質問者     そうです。

毎年、リトリートに出席する度に、
これまでも、もっとたくさんのことが語られていたんだなということに気づいていました。

ガンガジ    そのとおりですね。

質問者     でも、今年が一番です。

ガンガジ    あなたにとって、まったく抽象的なことではないからです。

あなたご自身のことだからです。

たくさんの若い女性が向きあわなくてもよいようなことや、立ち向かうことを拒否していらっしゃるようなことに、向き合っていらっしゃるからです。

あなたにとってライム病は、なんて素晴らしい贈り物なのでしょう。

質問者     はい、そのことがよくわかります。

ガンガジ    もちろん、私は、あなたの病気が治ることを心から願います。
あなたの身体に最善のことが起きるようにと願います。

でも、人というのは、遅かれ早かれ、次々と何もかもが欲しくなるものなのです。
なぜなら、体験を望んでも、何の解決にもならないからです。

たとえば、
こどもが欲しいと望み、望みがかなうと今度は、早く大きくなってくれればいいのに、と望み、

(爆笑)

そんなふうに、際限なく続いていくわけです。

私たちは、体験中毒なのです。

そして、
最後のどん底でやっと気づくのです。
「結局、手には入らないんだ」と。

そして、あなたはそのことに直面したのです。

だって、皆様、
ほら、彼女のお顔をご覧ください。

もちろん、若くてお綺麗だというのは、ごらんになるだけでおわかりになるでしょうが、でも本物の美しさが溢れているでしょう?
地獄に直面して得られた美しさですね。

あなたがお話ししてくださったのは地獄、
それは、死とは違う地獄ですね。

死に直面なさったわけではありますが、
生きて地獄を体験なさったのです。

そして、あなたはそれにしっかりと立ち向かわれたのです。   

質問者     どうもありがとうございます。

ガンガジ    あなたに力をお貸しすることができて、ほんとうに嬉しいです。

でも、私がして差し上げたわけではありません。
あなたがご自分で気づかなければならなかったのです。

質問者    ライム病が助けてくれました。

ガンガジ   ライム病。

そうですね。

どのような病気でもそうです。

人が置かれている条件や状況が助けとなります。
考えがわき起こったり、感情が押し殺されたりという、そういうことのすべてです。

ライム病は どなたもがご存知の病気です。
ほんとうに恐ろしいと感じますね。

質問者    恐ろしいと感じていました。

ガンガジ   そのとおりです。
恐ろしいと感じていらした。

すばらしいですね。

生徒が先生の表現を正してくれるのって、最高ね。

(笑い)

質問者     正したわけではないのですが、、、、

ガンガジ    いえいえ、正してくださいましたよ。

だって、本当にそうですもの。
恐ろしいと感じているのではなく、そう感じていたと、ご自分の体験からお話しなさっているのです。

素晴らしいですね。

質問者     昨晩、ベッドに横になり、この愛を感じていました。
それはとっても強い感覚でしたので、しばらく眠れませんでした。

そうして、気づいたのですが、
そこにもう一つ違う願望がありました。
それは、この愛を表現したいというものでした。

そして思いました。

「二三年したら、身体が動かせなくなり、一生寝たきりになってしまうかもしれないけれど、たとえそうだとしても、この愛を表現することはできるのかしら。」と

すると、

「寝たきりでも、愛を人々に送ることはできるよ。
瞑想をしながらでも愛は送れますよ。
どのような最悪の状態に陥ったとしても、この愛を表現することはできるのですよ。」

まるで、愛が私に教えてくれているかのようでした。

ガンガジ    まさにそのとおりです

それが真実です。

質問者     そこに平安があります。

ガンガジ    そのとおりです。

あなたが今いらっしゃるところに平安があります。

会場の皆さんを見回して、その愛を送っていただけますか。

(笑い)

そのままのあなたでいらっしゃることによってです。

おわかりでしょうか。

愛は、送る必要さえもないのです。

もちろん、祈ることは美しいことです。
祈りに込められた意図が宇宙を駆け巡ることは素敵なことです。

でも、今ここにいる、ということだけで、
そしてこんなふうに、
あなたのお顔を、カメラや、ほかの人々に喜んでお見せしたいという、
そのことだけで愛を伝えることができるのです。

あなたの表情や、あなたのまなざしの奥からあふれでていますよ。   
このような特別な体験というかたちの愛です。

質問者     どうもありがとうございます。

ガンガジ    こちらこそ。

本当にありがとうございます。

この人生は、もうすでに、すばらしい使われ方をしましたね。
たとえどのようなことが起ころうともです。

私の話を耳を傾けてくださりありがとうございます。

ただ単にそれを鵜呑みになさったのではなく、
あなた御自身でよく調べてみてくださって、
本当にありがとうございます。

質問者     真実を分かち合ってくださってありがとうございます。

(合掌)

ガンガジ    会場の皆様、
皆様の内側をごらんになってください。
そして、今、何か退けたいと感じるものがおありになるかどうかをチェックをしてみてください。
調べてごらんになるだけです。

何かを退けたいように感じる時に、あなたの内側では、どのようなエネルギーを感じるのかに気づいてください。
そして、そのエネルギーを解放してください。

なぜこのようなことを申し上げるのかというと、

私たちは、恐れや、落胆、欲望や怒り、無知、と同じように、愛さえも、退けたいことがあるからです。
愛と関わりたくないことがあるのです。

「嫌だ。あまりにも大きすぎる。」という具合にです。

そして、その為に、
今度はやらなければならないことがたくさんでてきます。

たくさんの時間を割いて練習し、
やがてそれは、愛を退けたいという信念になります。
ごまかさなければならないので、愛のかわりになる何かを求めます。

『私』と、私に関する問題を求めるわけです。

『私』が受け取っていないもの、
 そうであるべきではなかったもの、
 人々が『この私』にした仕打ち、
『私』が持つべきだった身体、
『この私』が手に入れるべきだった人生、
『私』が持つべきだった親、
といった具合です。

きりがありませんね。

これが戦争です。

戦争をするにはたくさんの努力がいるのです。
それなのに、ご存知の通り、戦争は幾世代にも渡って続いています。

こどもたちは、成長すると戦争を始めます。
なぜならそのように教え込まれて育ってきているからです。

以前、ボスニアからのニュースで、リポーターがこどもにインタビューをしていたのを思い出します。
こどもはもうすでに、
「絶対忘れないからな。仕返ししてやるぞ」と、
儀式のように言っていました。7歳くらいのこどもがです。

戦いを終わらせるかどうかは、あなたしだいです。
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