静寂で在るとき、そこには何の苦悩も入り込む余地がありません | ガンガジとの対話
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静寂で在るとき、そこには何の苦悩も入り込む余地がありません


質問者    最終的な救いとは何かというあなたの問いかけがありましたが、

 

私は、救いや助けとは、救いが必要な人の面倒を見て、必要な何かを変えてあげることのようにずっと信じてきました。何かを正したり直したりすることのように思ってきました。

 

ガンガジ   あなたがおっしゃる、面倒を見るというのは、どのような意味ですか?

 

質問者    重荷を一緒に背負うという意味かもしれません。

 

ガンガジ   なるほど。

 

質問者    頭の中では、それは違うとわかっています。

でも実際にはわかっていません。

 

身体としての私はずっと以前から、いつも誰かの重荷を背負ってきました。

その延長線で職業も医者を選んだのだと思います。

 

あなたは、ただ、STOP とおっしゃる。

その言葉を聞き、止めた、瞬間というのが私の人生の中にもありました。

とても静かなので、聖なる瞬間と、私は呼んでいます。

先ほどお話しになった女性が、今この瞬間に注意を向けると、そこには何も問題がない、とおっしゃいましたが、私もそういう瞬間を経験したことがないわけではありません。

 

でもほとんどの場合、私はいつも何かを背負って生きています。

誰か他の人の荷物、そして私の荷物、という具合にもっともっと重くしてしまいます。

 

そうでなければ、全く無視して何も見ないようにするかのどちらかです。

 

ガンガジ   最終的にはどちらもうまくいかないとおっしゃっているわけですね?

 

質問者    その通りです。

 

背負いすぎて病気になりました。

 

ガンガジ   私たちはお互いに手を差し伸べ助け合います。

助け合う必要があります。

でもそれは相手の重荷を自分に取り込むことではありません。

 

誰かを気遣うということの意味を私たちは勘違いしています。

“手放せば軽くなる” ということを、私たち自身を使ってただ相手に見せてあげる代わりに、重荷をどんどん取り込んで自分のものとしてしまいます。

 

あなたがおっしゃることはよくわかります。

私も以前そのようなことがありました。

 

助けたいというのは、 私たちのとても美しい部分からやってきます。

お互いのつながりを感じ、なんとかしたいのです。

ですからそれが間違っているのではありません。

助けたいという一体感が私たちの中にあるのは感謝ですね。たぶんそのように作られているのでしょう。

 

けれども、ここで、一体、助けとは何だろうかと叡智を用いて調べてみることができます。

 

人々がパパジに、

「あなたはどのようにして助けるのか」と尋ねたとき、

パパジは、このようにおっしゃいました。

「まずは、無思考を生じさせる。

静寂でいる。」

 

静かにする、とは話をしないという意味ではありません。

目の前にいる人が必要かもしれないことに対して何の手段もとらないという意味ではありません。

 

静寂であるときは、なんの苦悩も入り込む余地はないのです。

 

たとえ一日の終わりに、あなたが誰かの苦しみを感じているとしても、

あなたはご自分の身体をいたわることができます。

あなたご自身をも含めて、救済することができます。

 

重荷を下ろし静寂を招き入れる。

あなたは元々静寂なのですからそのようなことができます。

 

人を助けたいという願望は素晴らしいです。

さきほど、止まりたいと、おっしゃいましたが、その意志をサポートしましょう。

 

静寂のなかに止まり、

あなたの中に、

“せねばならない” という思いがあるかどうかに気づいてください。

もしそれがあるなら、たとえご職業上のことだとしても、一歩さがってよくご覧なさい。

せねばならないというのは条件付けです。

社会の中には、せねばならないという、むち打ちがあります。

 

真の救済には、せねばならない がありません。

それはまったく自由にわき起こります。

 

患者を診るなという意味ではありません。

 

真の救いは静寂を通してやってきます。真実のあなたに気づくことでおこります。

 

私たちはお互いに受け取り、与え合います。

まず、静かにじっと動かないという意志を持ってご覧なさい。

 

 

 

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