あなたが心から欲しておられるのは何でしょうか? | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
あなたが心から欲しておられるのは何でしょうか?


ガンガジ   お会いできて嬉しいです。

質問者    ええ、本当に。
いつものように緊張しておりますけれど。

ガンガジ   そうでしょうか?
内側に自信が満ちているようにお見受けしますよ。

あなたがここに歩いてこられるのを拝見していて、これまでとは違う雰囲気を感じました。

質問者    はい。前よりも自信がつきました。

でも、同時に自分がとても恥ずかしく感じます。
なぜなら、 怒りという、社会的に受け入れられない感情が私の中にあるからです。

去年リトリートに参加して以来、イライラすることが多くなりました。

モグラたたきをなさったことはありますか?
モグラが次々とひっきりなしに出てくるのを、たたいて潰すゲームです。

ガンガジ    あら、おもしろそう!

(笑い)

質問者     私の仕事というストーリーがそれです。
私が“世界”と呼んでいる現実が、ひっきりなしに私をイライラさせるのです。

ガンガジ   どのようなお仕事をなさっているのですか?

質問者    弁護士です。それもワシントンDCで。

(爆笑)

ガンガジ   まあまあ、それはそれは。。

(爆笑)

あなたはとても特殊なゲームをなさっている訳ですね。

質問者   ええ。被害者意識でいっぱいです。

他の人から見れば何の問題もないように映るのかもしれませんが、
私の内側では、
『もうたくさん! 私をほっといてちょうだい。』という叫びで一杯です

最近、恋人との関係を清算しました。
取っておくべきだと、理性がつぶやく関係を整理し、
行くべきだと、理性がつぶやく場に出るのも止めました。

それでも私の人生の中に、ほっておいて欲しい、という叫びがずっとあります。

一体どこまでが私のわがままや表面的な怒りであるのか、
どこまでが、真我の叫びなのかがよくわかりません。

ガンガジ   インドの修理工の話をご存知ですか?

参加者    インドにいたときにうかがいました。

ガンガジ   まだ聞いていない方々がおられるかもしれませんからお話ししますね。

あるときパパジが、私とイーライと他の数人を呼び、このように問いました。

『ここに一通の手紙があるんだ。
送ってよこした本人に、明日会うことになっている。
君たちなら、なんて返事をするのか聞いてみたいと思ってね。』
そう前置きをすると、パパジは手紙を読みました。

手紙の主は、河川沿いで船の修理工をしていました。

インドに行かれたことがあればお分かりだと思いますが、
ひっきりなしに船がやってくる喧噪の中で、休む暇もないほどきつい仕事です。

手紙の主は、
『いまにも気が変になってしまいそうです。
ここにいると息をつく暇もなく、安らぎなんか全くないのです』と訴えていました。

『さあガンガジ、君ならなんて答えるかな?』

パパジの問いかけに、
私は咳払いをして、神妙に答えました。

 (会場爆笑)

『内側の平安は、外側のどんな騒音よりも深いのですから、
内側に注意を向けるように。』と。

イーライと、他の者達も次々に思いつくことを答えました。
パパジは何も言いませんでした。

翌朝、手紙の主がパパジに面会にやってきました。

パパジは、手紙を読み返し、
『あなたは、船の修理の店をやっておられるんだね。
それで、どうしたらいいのかを知りたいとおっしゃるんだね?』

私たちは、パパジと面会人を見つめながら、
さて、一体パパジは、私たちのうち誰の答えを口にするのだろうかと見つめていました。

パパジの答えは大変に単純でした。

『仕事を辞め引越しなさい。』

会場 (爆笑)

ガンガジ    素晴らしいでしょう? 
あたりまえですよね。

鎖で繋がれでもしていれば別ですよ。そういう場合は、諦める事が絶対に必要です。
“どのような状況にあっても決してざわめかないのは何か” 
を発見することは基本的なことです。

でもそれは、私たちのからだに自然に備わっている叡智を無視するという意味ではありません。

あなたがどうすれば良いのかは、私にはわかりません。

仕事を愛しておられるのなら、
仕事への愛はイライラよりも大きいかもしれませんし、
ひょっとすると、ストレス解消の為の長い休暇が必要なのかもしれません。
それとも、仕事を辞める必要があるのかもしれません。
私には知る由もありません。
それに私には関係がないことです。

でも、あなたの注意は何度もこのことに引き寄せられていませんか?
去年も同じ内容で対話をしたのではありませんでしたか?

質問者    ええ。そうです。

ガンガジ   あなたが二年続けて話題になさっているということは、
これはあなたの人生の中で重要だということですね。

質問者    私の中に恐れがあります。

ガンガジ   そうです。怒りの底には恐れがあります。

質問者    もしも私がこの仕事から身を引いたら、
根本的な安全がなくなってしまうという恐れです。

優秀で知性的で、自信にあふれているという、 西洋社会の中での私のイメージが失われてしまいます。

ガンガジ   その通りですね。

西洋社会での、知性的で、自信にあふれているといる女性、というイメージは確かに失われるでしょう。

質問者    。。。

ガンガジ   では、このイメージはあなたとってどのくらい重要なのでしょう?

質問者    私は、自分の心身の健康を優先します。

ガンガジ   これは、よくある話です。

あなたの生活に関することは私にはわかりません。

仕事の雇用状況は現在余りよくありませんが、あなたには充分な蓄えがおありかもしれません。 
仕事をお辞めになったとたんに、生存が脅かされる程のところにおられるのかどうか、私にはわかりません。

質問者    恐れです。   

ガンガジ   恐れ。
あなたの人生や仕事が、充実するかどうかという恐れですね。

質問者    ルールを壊しても生きていけるかどうかという恐れです。
とても表面的のように見えるかもしれませんが。

ガンガジ    いいえ、深いですね。
この地球上のほとんどの人々を駆り立てている力です。

質問者    (ため息)

ガンガジ   今、少なくともこの瞬間にある誘いは何でしょう?

質問者    ありのままでいることです。

ガンガジ   そう。
無価値なままにいてご覧になってはいかがでしょう。 

全く無価値のままで。

質問者    何者でもなく。

ガンガジ   その通りです。 

何者でもなく。

質問者    あなたが私のことをなんと思おうが、もうかまわないというほどに。

(笑い)

ガンガジ   まったくその通り。

そうであれば、私たちは真から出会うことができますね。
私や世界の為に、あなたはご自分自身を作り上げる必要がありません。

質問者     私の内側には、過激で狂った多くの考えや決め付けなどがあります。

ガンガジ   根底には自己嫌悪があります。

ロバは愚かな動物だからと、むち打って重荷を運ばせているのと同じです。

質問者    ええ。自分でゲームを続けてきたことはわかります。

ガンガジ   恐怖は大変に大きいからです。
どうでもいいようなことではありません。

これは、失う恐れですね。
スピリチュアルな門です。

あなたが本当に真実でいたい時、
何が一番大切であるのかという優先順位を並べ替えなければなりません。

スピリチュアルな充実が心から欲しいときは、この恐れに立ち向かわなければなりません。
誰でもない、何者でもないということに、進んで立ち向かうときです。
少なくても今日、この午後だけでも。

質問者    私の内面で、大声が聞こえることに気づきました。
他の人たちの声です。

『それが欲しかったんじゃないの?』
『手放しちゃだめだよ。』
『みんなが手に入れたい物だというのに。』

ガンガジ   金の指輪ですね。

質問者    ええ。
でも、私はいらないのです。欲しくないんです。

ガンガジ   ショックですね。

質問者    ただ、どうやって周りの皆を説得していいのか。

ガンガジ   あなたに賛成する人は誰もいませんよ。
皆が、こう思うでしょう。

『あの人、いったい、どうしちゃったのかしらね?』
『カルトに洗脳されちゃったらしいわよ。』

(爆笑)

『一体何をやっているんだ!』

質問者    『何のつもりだ!』

ガンガジ   『何を考えているのやら!』

(爆笑)

そうです。
自分自身に正直に賢明に生きようとするとそうなります。

成功は、あなたが心から欲しているものをあなたに与えはしない、
ということを知るには、実際には、あなたが充分に成功している必要がありますね。

質問者    ええ。わかります。

心から欲しているものがあります。

ガンガジ    とても明確に表現されていますね。

あなたに必要な根本的な問いかけは、

『一体、何が本当に欲しいのか?』
『あなたの人生の価値は何か』ですね。

皆がご自分の意見を持っておられるでしょう。
そして、あなたに成り代わって答えることは、誰にもできません。
一人一人が、ご自分の答えを見つけなければなりません。

あなたのご質問は難しいですね。
なぜならあなたは、誰もが欲しいような社会的な成功をおさめておられるからです。

これは、幻想の崩壊です。
何が私たちに幸せをもたらすのかという、幻想の完璧な崩壊です。

人生の意味を粉々にする必要があります。

痛みを伴うでしょう。

質問者    吐き気がしてきます。いろいろな意見を聞いていると。

ガンガジ    聖なる吐き気です。

(爆笑)

質問者    それなのに私は、

あっ、こうやってまた同じ会話を繰り返してしまいます。

ガンガジ    

『私は一体、何を望んでいるのだろうか?』
『欲しいのは何だろう。』
『心から欲しているのは何だろう。』

あなたの30数年の人生を振り返り問いかけてご覧なさい。

もしも、この問いかけに答える準備ができていないなら、
あなたはここで、この対話をなさろうとはお思いにならないはずです。

答えがわからないのでしたら、
今のままでいることが答えなのかもしれませんね。

ご自分自身に本当のことを語ってご覧なさい。
そうすれば、
周りの皆が、ああしろこうしろと言っているだとか、言っていないだとかで、
行き詰まっているところからぬけられるでしょう。

質問者    自分ではもう決めています。
いつも心の底からの答えを知っていました。

恐れや、エゴが、そんなことはできっこないと、つぶやくだけです。

ガンガジ    それで?

一体何が一番大切なのですか?

あなたは、 何に対して真実でいたのですか?

質問者     真我です。

ガンガジ    それは良かったです。
飛躍ですね。

ここであなたに必要なのはビジュランスです。

『それはそうだけども、』
『いまはちょっとできないから、』というように、

この跳躍に理性がくっついて、物語を語り始めたら、
あなたはただストップ、やめるだけです。

もちろん、あなたの周りの方々は、あなたが間違っていることを立証なさりたがるでしょう。
つまり現実的に申し上げると、あなたは周りの方々を落胆させることでしょう。

あなたが別れた恋人が、とっておくべき良い関係だったのかどうかは知るよしもありませんが、
でもあなたは自由です。

周りがなんと言おうとも関係ないでしょう。
批判されることになるかもしれませんが。

質問者    再び檻の中に戻りたくありません。

ガンガジ   私だってあなたに檻のなかにいてほしくはありませんよ。

質問者    ありがとうございます。

ガンガジ   こちらこそどうもありがとうございます。

 

 

 


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みえさん  

大変な一日でしたね。体験をシェアーしてくださったことに心から感謝いたします。

みえさんのコメントを拝読したあとで、ふと手に取ったガンガジの対話の録音の中に、次のような問いかけがありました。
ご参考になるかどうかわかりませんが記載します。


『手放すのを恐れているのは何故でしょうか?
あなたの中のどのような信念が、
手放してはだめ!と語りかけているのでしょうか?
いくつでも思いつくままに書き留めてご覧なさい。 

そして、書き留めた後、
信念を揺さぶってご覧なさい。
本当に後生大事にしたい信念なのかと。
もしあなたがそれを手放したなら、失うものは何なのだろうかと。』

ガンガジの言葉が続きます。

『何もかもを失う。
肉体の死がやってきて、あなたがしがみついているすべてを有無を言わせず奪い去っていく前に。。。
これは私がこれまでお話してきたエッセンスです。

手放してごらんになると、一瞬にして、
あなたがしがみついていた事柄には何の価値もなかったことに気がつくでしょう。』


毎日お読みくださっていたとのこと、嬉しいです。
訳がお役に立ち幸いです。

Love,
はるか

from. はるか | 2012/08/09 16:57 |
初めまして。

最近毎日、日課のようにこちらのブログから
ガンガジさんの対話を読ませていただいています。

今朝、こちらの対話を読み、
車で職場へ向かう途中、事故を起こしました。

たくさん、たくさん
湧き出てくる感覚、それが自分という振る舞い。。

事故処理がひと段落して
帰ってきて、今日の仕事をキャンセルして、
またこちらのサイトを開きました。


今回の事故、
ガンガジさんのことば。。
そろそろ委ねられてはどうですか。。?
と 言われているかのようでした。


深遠な気づきのきっかけを
ありがとうございます。


from. みえ | 2012/08/08 14:08 |
Miruさん

貴重なシェアーをしていただきました。どうもありがとうございます。
コメントを送ってくださったことに、心から感謝いたします。

たくさんの愛と感謝の中で
はるか
from. はるか | 2011/09/23 11:47 |
Yasuoさん

コメントをお送りくださり、どうもありがとうございます。
喜んでいただき、とても嬉しいです。

たくさんの愛と感謝の中で
はるか
from. はるか | 2011/09/23 11:26 |
凄い文章ですね。

紹介してくれて、ありがとうございます。(○゚ε゚○)
from. yasuo | 2011/09/07 14:22 |
はるかさん 
いつもありがとうございます。この女性の心からの叫びがありありと伝わり涙がこぼれました。真実を生きたいという欲求に私もしっかり向き合いたいと思いました。がんじがらめの偽りの真実はもうこりごりです。笑
from. miru | 2011/09/07 11:10 |
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