2010年05月の記事 | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
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ただ愛の中にいてごらんなさい


質問者   14ヶ月前、生まれたばかりの赤ちゃんを、養子にしました。

独身の私には、ずっとそれが夢でした。

そして、この子が与えてくれたものは、

私が、子どもというものに持っていた夢以上に、もっともっと計り知れないものでした。

そういったことは、以前から、他の親たちからも聞いていましたが、

それはもう、あまりにも甘くて、本当に素晴らしいものでした。

私は愛のなかにいると感じるんです。

 

でもそのことに気づいた時、

自分に何度も言い聞かせています。

「彼に、 頼っちゃいけないわ。

笑いや、喜びや、楽しさを、彼に依存しちゃいけないわ。」

 

そう言い聞かせてはいるのですけれど、

甘いできごとが、次々と起きて、、、、

 

そうして、

私は彼にますますのめりこんでいっています。

 

ガンガジ    あなたは、

どんどん深い愛の中に入って行かれているのです。

 

そして、その、「彼に依存しちゃだめだ」という警告ですけれどね。

それは全部忘れてしまってごらんなさい。

 

質問者    忘れるですって???

 

ガンガジ    その通りです。

 

今ここで、深い交流がおきる可能性があるというのに、

それを避けるための言い訳ですね。

 

質問者    でも、私の中の何かが、

「彼は『源』ではないのだから、

もしも彼を源だとして依存すると、ある時きっと傷つくぞと、」

 

ガンガジ    そうね。

 

これが、避けていると申し上げている意味なのです。

あなたがおっしゃっている『源』と、 彼の間に何の違いがあるのでしょう?

彼は、源からどのくらい離れているのでしょう?

 

質問者   私がここでお話ししているのは、彼のことではありませんよ。

私に関することです。

 

(笑い)

 

ガンガジ   はい。それはわかります。

何をご心配なさっているのかはとってもよくわかりますよ。

 

質問者    この子は、源と繋がっているんです。それはもう。

 

ガンガジ   もちろん。そうでしょうとも。

 

あなたをこの愛の中にどっぷりと浸らせてご覧なさい。

そうすれば、このつながりが、
あなたの本質、

つまり、

あなたが本当は何であるのかを教えてくれるでしょう。

 

知識や、頭での理解で、

そうすることにを引き止めてしまわないでください。

 

これは、あふれるばかりの祝福ですよ。

 

質問者   そうなんです。祝福なんです。

 

でも、私の中のある部分が、

「いつか必ず、傷つくぞ」って、ささやきかけるんです。

あのおなじみの物語です。

 

ガンガジ   そうです。おなじみの物語ですね。

 

あなたがおっしゃる通りです。

 

傷つくでしょうね。

 

でもね、傷つく価値がありませんか?

傷ついても、かまわないのではありませんか?

 

質問者   やっぱり。それが答え。

 

この質問をあなたにしたときに、答えはもうわかっていましたよ。

あなたが、絶対そうおっしゃるだろうなって、ちゃんとわかっていたんだから。

 

(爆笑)

 

ガンガジ   でしょう???

そうでしょうとも。

もちろんわかっていらしたでしょう。

 

その通りです。

特別に深い関係の場合、

特に親子の関係はそうですが、

傷つくのは当たり前なのです。

 

でもね、だからといって、一体、どうなのでしょうか?

 

それがなんでしょう。

 

皆さんは、傷つくことがまるで、世界の終わりのように、

思っていらっしゃるようですが、

でも、傷は傷でしかありません。

どんなに傷ついてもいとわないという決心の深さに応じて、

深く愛を体験します。そして、愛されます。

愛から学びを得ます。

傷つくことから学びを得ます。

傷はあなたに、

そこから「目をそらすように」とは、教えていません。

 

忘れないでね。彼が『源』ではないのです。

源とは、

あなたが、彼にぞっこんだという、その愛そのものなのです。

 

神秘的なことに、この子は、

自分が源とかけ離れた存在だなんて想像したこともないでしょう。

それなのに、彼が源ではないというようにあなたが考えることで、

時間を無駄にすることはないのではありませんか?

 

(会場 笑い)

             

質問者   彼が源とかけ離れていると、

私が勝手に想像しているとおっしゃっているのですか? 

彼が源と離れているなんて、私、想像もしていませんけれど。

 

ガンガジ   彼がどうのこうのということは、すべて忘れてください。

 

あなたは今、

「あなたが彼を愛すると、あなたの中で何かが、

彼は源じゃないから、気をつけるんだよと、告げる。」と

おっしゃったように思いましたが違いますか?

 

あなたは、彼という形に執着するのを恐れた。

そうではありませんか?

 

質問者   そうです。そのとおりです。

ますますエスカレートしてしまうんです。

 

ガンガジ   忘れておしまいなさい。

 

しっかりと、徹底的に、執着してご覧なさい。

 

質問者    。。。。。。。。。

 

ガンガジ   以前私に、こんなふうにおっしゃった方がおいででした。

「パパジという、彼の形に執着するのは怖くはなかったのですか?」

それで、私は、申し上げたのです。

「ついに、自分自身が何かということをご存知の方に、そして源とひとつである方にお会いできたというのに、

その方に執着することを恐れなかったかと、私にお聞きなのですか?

あなたがおっしゃる執着とは、

つかまえたらはなさずに、両手でぶら下がる、とかいうような、そういう意味ですか?」とね。

 

確かに、

彼をコントロールしようとしたり、

私の望み通りに彼に行動して欲しいと期待したり、

私が望むような形で私という存在に気づいて欲しいと思うと、

その度合いに応じて、私は傷つきました。

 

でも、

状況にすっかりゆだねてしまわずに、

自分でコントロールしようとするから、傷はあらわれるのだ、

という事を見る事ができるようになってくると、

傷さえも、いろいろなことを教えてくれる先生だったです。

 

質問者   そうなんです。わかりますよ。

私もそれをやっていますから。

 

赤ちゃんが私の存在に気づかないと、

「ねえ、ねえ、こっちをみてよ!」

って、思うことがありますから。

 

(笑い)

 

ガンガジ  それはそうでしょうとも。

だってあなたは、

とってもすてきな、お母さんですもの。

 

もちろんそのことに気づいて欲しいでしょう。

 

私も、パパジに同じことをしたのです。

「ねえねえ、私を見てちょうだい。

私が一番でしょ。あなたの可愛いむすめよ。ラララ」

 

そうすると、パパジは、

「こりゃ、ひどいや」って

ひいちゃうんです。

 

(爆笑)

 

あたりまえですよねえ。

そりゃあ、ひいちゃいますよね。

 

だけれど、関係ないんです。

そういうこととは。

 

愛が、愛そのものを愛しているんです。

おわかりですか?

 

ここにその子がいる。そしてここに愛がある。

それだけです。

 

なんという神秘でしょう。

あなたたちがいっしょにいることになったこの神秘を、

どのような言葉で語ればいいのでしょう。

 

あなたたちお二人にとって、どれだけ大きな祝福であることでしょうか。

なんという吉兆でしょう。

 

ですから、私があなたに申し上げたいことは、

この愛を信じてごらんなさいと、それだけです。

 

スピリチュアルな世界の路線がそうだからといって、

 

(笑い)

 

ご自分のマインドの評価を信頼するのではなく、

ただ、愛を信頼してご覧なさい。

それがあなたを傷つけるのだとしたら、

徹底的に傷ついて、壊れてしまってご覧なさい。

 

質問者   ああ。。。

 

ありがとうございます。

ありがとう。

 

ガンガジ    とっても嬉しいわ。

あなたの人生への素晴らしい祝福ですね。

すばらしい幸運ですね。

 

答えを知っていたとおっしゃったけれど、そのとおりです。

単に、誰かに確認したかっただけですね。

そして、これこそが、答えなんです。

 

これがあなたのご質問の答ではありませんか?

 

そう。

愛です。

 

これが答えなのです。

 

すすんで、愛を信頼することができますか?

マインドであれこれとそれをコントロールしようとなさらずに、

徹底的にそうできますか?

 

本当にできますか?

 

会場からの声    はい。できます。

 

(笑い)

 

ガンガジ    ああ、よかった。よかった。

 

そうすれば、どれほどマインドからいろいろなものがやってこようと、

それは即座に消滅していきます。

そしてそこに、愛の中に生きるという可能性が見えてくるでしょう。

それは、

愛している誰かをコントロールするというようなことではありません。
愛の中に生きる ということです。

 

そういうことが本当に可能です。

たった一人の例外もありません。

皆様に可能です。

 

そうなると、愛が先生です。

コントロールするのではなく、愛そのものに完全に委ねると、

愛が、グルとなります。

 

愛が、あなたが本当は何であるのかを教えてくれるでしょう。

 

 

 

 

 


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