2011年12月の記事 | ガンガジとの対話
ガンガジが世界各地で様々な人々と行っている対話をご紹介します
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愛にゆだねる



ガンガジとの対話をお読みくださる皆様

2011年は大変に大きな心の痛みを体験した年でした。

この世の現象には変化しない事柄は何も無いということ、
そして変化は時を問わずにやってくることを実感し、
形をもって生きていることのはかなさを痛感しました。

けれども同時に、
起きている状況や個人の感情の起伏とは全く関わりなく、
愛と静寂の空間が常にハートの奥からひろがっていることを、
そしてただ注意を向けるだけで、
即座に、境界も、理由も無い、この愛(home)に包まれて安息できることも、はるかにとってゆるがない体験となりました。

私は目覚めの道の入り口で、

『あなたはただ開かれて在りなさい。
あとはすべて愛がやってくれるでしょう。』

とのガンガジの言葉どおり、
ガンガジとともにーJapanという現象が表われ、
字幕付きのDVDが生じるのを、
ただ神秘的に感じながら傍観していました。 

この道は無限に深いとガンガジは表現なさいますが、
なんて素敵なのでしょう。 

下記に

2011年5月の、
ガンガジとはるかの対話の訳を掲載いたしました。
以前からリクエストをくださっていた皆様、遅くなりましたが
どうもありがとうございます。

世界中の方々が、ご自分の中に平安が存在することに気づかれますように。

あなたという現れの、わたしへ

Love,
はるか 

 



ガンガジ  ようこそおいで下さいました。

はるか   ありがとうございます。

あなたと一緒に、今ここでこうしていられること、
そして会場の皆様と共に過ごすことができることは、
素晴らしい幸運です。

先ほどあなたは、私たちに問いかけられました。

『常に、何を基にして生きたいのか?』
『どのようなときにも注意を向け、決して離れずにいたいのは何なのか?』と。

私の答えは、『愛』です。
私は、命のエネルギーのすべてを愛に向けていたいです。

ガンガジ  (微笑みながら)

そのとおりです。
真実です。
私たちは、選択の余地もなく、愛そのものなのです。

はるか   ええ。まったく。

ガンガジ  この真実をご存知であること。
そしてそれを語ることができるとは、最高の祝福ですね。

(ガンガジとはるか微笑み合う) 

はるか   他にも、掴んで放さずにおきたいものはたくさんあります。
魅力を感じる数々のものが。。。(笑い)

ガンガジ  それは当然です。

(笑い)

子供たちや家族。

はるか   ええ。

けれども
私はもうすでに十分すぎる程体験をしてきました。
形として現れている現象は、それがどのようなものであれ、いつかは消えてなくなってしまうことを。

しっかりと掴み、絶対に放したくないと思っていても、
始まりがある現象には終わりがあるのです。

ガンガジ   その通りです。

はるか    でも、愛は決して消えてなくなりません。
真実の愛は、どのようなときにも、 私のそばに、常に今ここに存在しています。
ハートの奥から決して変わることなく広がっています。

体験によって私はそれを知っています。

ガンガジ   まさにその通りです!

はるか    ですから、この愛に、ゆだねます。

ガンガジ   (嬉しそうに笑いながら会場を向き)

皆さん、驚きではありませんか?

私たちはだれもが皆、このような選択ができるのです。
選択の自由があります。

拒むのも、目を背けるのも自由です。
そしてゆだねるのも自由です。

実際には、
愛にすべてをゆだねるのは大変な恐怖でもあります。
なぜなら、
真実の愛はあまりにも巨大だからです。

そして私たちには、
家族や子供、特定の状況やある種の特別な状態といったような、
様々な現象への執着があります。
けれどもそのように人間として生きながらも、
常にここに存在している真実の愛に、このように委ねることができるのです。

私たちという存在そのものである、“愛”に委ねることは、
大変に自然なはずなのですが、
生きることの条件とでも言うのでしょうか、
不思議なことに、人はこの愛を拒否することを強いられます。

苦しみ、傷つく体験を重ねながら、
はるかのように、
『もうたくさん!!』と気づくまで。

はるか   私の物語をシェアーしたいとおもいます。

3月に地震が起きた時私は日本にいました。東京の南の郊外です。

大変強い揺れの後、
報道により何もかもが流されていく海岸の町の光景を見ましたが、
胸が張り裂けるような痛みでした。
それまで平和に暮らしていた人々が、突然流されてしまったのです。

親戚が海辺の街に住んでおりましたが、
彼女の家が流されたことは間違いないだろうと思いました。
けれどもすぐには安否を確かめる方法がありませんでした。

数日後から少しずつ、避難している方や、死亡が確認された方の名前が新聞に発表になりました。毎朝、大勢の亡くなった方々の名前を読むのが私の日課となりました。
つらい日課でした。

3週間後に、彼女の名前を死亡者の欄に見つけましたが、
彼女の家族がどこにいるのかはわかりませんでした。

困難な日々でした。
非常に深い悲しみを体験しました。

それだけではありません。
津波の後に原発の事故が起こり、
いまだに私たちの多くが多大な影響を被っています。
余震も毎日続いています。
先行きの見えない不安や、美しい国土が失われてしまったことへの激しい心の痛みがあります。

ガンガジ  (深くうなずく)

はるか   でも、
わき起こる考えを追うことを止め、
止まり、
注意をハートの奥に向けてみると、

愛が、確かに在るのです。

愛はいつでも今ここに、私のハートの奥から広がっているのがわかります。
変わらずに在ります。

今までもそうでした。
どのような困難な状況があったときも、
一度たりとも愛がどこかへ行ってしまったことなどなかったのです。

あなたにお会いし、このことに気づく以前は、
愛とは、 状況や、個人の感情や行動によって、わき起こったり消えたりする何かだと思っていました。
私や誰かが、どうこう “する” 事柄だと考えていました。

けれども、そうではありません。

愛は、誰かの行いや状況や、私や、彼や彼女の気分に左右されるような、現象ではありません。そのようなものとはまったく無関係に存在しています。

愛は、愛です。
常に、ここに存在しています。

愛には理由がありません。
境界もありません。

愛はただ存在しています。

おどろくような発見です。

ガンガジ    (深くうなずきながら、)

日本語では、love をなんと言うのですか?

はるか   ai です。

(胸を指して、)

I です。
英語の、私という発音は、日本語の愛という発音と同じです。

I  イコール 愛です。

ガンガジ   まあ!(とても嬉しそうに笑いながら)

アイ。。。

はるか    いつだったかあなたがおっしゃいました。
真実の私と出会うことはまるで恋愛だと。

その通りです。

私は、愛を、愛しています。
ここに在る、理由の無い愛に、完全に心を奪われました。

ガンガジ   (うなずきながら)

まさにその通りです。

何者もあなたからこの愛を奪うことはできません。
愛はあなたという存在の真実だからです。
存在そのものを奪うことなどできるはずがありません。

そしてあなたは教義を学んだのではなく体験をして発見をなさったのです。

生きることは、
悲しみや、胸が張り裂けるような痛み、怒りや恐れといった動揺の体験です。
人間として生きるとはそのようなことです。
悲惨な現象が起こります。
形を持ってこの惑星に生きている限りそれは自然です。
目を覆いたくなるような悲惨な現象が起こるのです。

でも、
愛がそこに無ければ 胸が張り裂けることもありませんね。
私たちが愛でなければ、 悲惨という現状は存在するでしょうか?
愛が無ければ悲惨だと感じ動揺することもあり得ません。

すべてが愛からやってくるのです。
愛は何もかもすべてを含んでいます。

はるか   愛は何もかもを含み、何もかもを包み込みます。

ガンガジ  まさにその通りです。

はるか   被災し、あらゆるものを失った人々によって愛が与えられるという、
驚くべきことが実際に今起きています。

すべてを失った人々が、
それでも心からの感謝の中にいるとき、
それを目撃した人々、なにも失わなかった人々に、深い癒しがもたらされています。

ガンガジ  あなたはなんと大きな贈り物を持ってきてくださるのでしょう。

これまでもそうでした。
あなたがこれまでしてくださってきた個人としての人生の体験からの気づきのシェアーは、私たち皆への大きな贈り物でした。
今回は日本という一つの国に起きた集団の体験のシェアーを通してもたらされました。

はるか   私の目には、
最終的に私たちを救うのが何であるのか、今たくさんの方が気づきつつあるように映ります。

(ガンガジうなずく)

はるか   私は愛に委ねます。 完全に。

ガンガジ  (笑いながら)

ええ。祝福しますよ。

あなたがそのように意図なさっていることが明確に拝見できます。
ありがとうございます。

はるか   あなたへの感謝をどのように表現したらよいのか私にはわかりません。

ガンガジ   (驚いた様子で)

まあ、、、
こちらこそ!

あなたの感謝のお気持ちは、はるかという人生の中で、
自ら形を成していくことでしょう。

今この場においてもそうです。
私たちが対話をするたびに、私たちが出会うたびに、
あなたの中から感謝が溢れているのをいつも拝見しています。
あなたの命そのものである、愛があふれています。

この体験をここであらためてシェアーしてくださりありがとうございます。
なぜなら、私たちは皆、惨事と無関係ではないからです。
誰もが、個人の惨事を経験しています。
そしてこのような大惨事が起きました。
新聞の死亡欄に記載されていた名前は、つい最近まで実際に生きていた人々の名前でした。死にたくなどなかった人々の名前です。人生があり将来があった人々です。
それぞれに、大切な人との関わりがおありだったことでしょう。
それが、一瞬にして失われたのです。

はるか   津波がやってきてから一分もたたないうちに流されてしまいました。

ガンガジ  ええ。すべて失われたのです。
この惑星から、そして人々の人生から、私たちに与えられた深い教えですね。

(ガンガジ はるかを見つめ)

愛そのものとしての自らの意識にめざめられた、あなたという特有の形をとおして、
語られた教えです。

(しばらく沈黙)

日本が真実の愛の中で成長していきますように。
そして世界中の他の国々に愛が広がってゆきますように。

(会場を見回しながら)

私たちは惨事の経験を通して非常に根本的なことが発見できます。
もちろん皆さんは悲惨な出来事など無くても、それを発見なさるかもしれません。

(会場笑い)

でももし、皆様の人生に惨事が起きたなら、、、
もう既に皆さんはお聴きになりましたね。
惨状のまっただ中にも愛が見つけられると。

(はるかを見つめ)

なんて美しいのでしょう。

ご自身を私たち皆にお与えになっているあなたに、
そしてご自分を、真実の自分自身にゆだねると宣言なさっているあなたに、
心から敬意を表します。

(ガンガジ合掌する)

はるか  (合掌)

ガンガジ  この愛を日本に持ち帰ってくださいね。

はるか   はい。

ガンガジ  津波が起きたばかりのときは誰もが胸を痛めました。
どうやって援助をしたらよいのだろうかと考えていました。
惨事が起きたとき、私たちは気遣うことで即座にお互いに繋がることができました。

でも次々と世界中に起きる新しい惨事と、忙しい日々の生活の中で、またはそれぞれの心の中や隣近所に起きる惨事に気が取られ、しばらくたつと忘れてしまいました。

けれども、
こうやって、いま、止まり、
あなたが持ってきてくださった贈り物を受け取ることができます。

そして、あなたという形のあらわれに、
私は心から敬意を表します。

(ガンガジはるかに頭を下げる)

はるか  (ガンガジより深く頭を下げる)

(会場笑い)

ガンガジ  お小さいお坊っちゃまは、いかがですか?

はるか   お気遣いくださりありがとうございます。
元気で過ごしております。

ガンガジ  ああ、それは良かったわ。

はるか   あなたに会いたいと楽しみにしているようです。

ガンガジ  まあ、それは素敵ですね。
私も楽しみにしています。

はるか    いつかきっと。

ガンガジ   ええ。そうですね。

そうそう、日本語の字幕付きのDVDができあがったのですね。

はるか    はい。
できあがりました。

ガンガジ  (会場に向かって)

ご覧になりたい方は日本語を勉強なさってくださいね。

(会場爆笑)

はるか   どうもありがとうございました。

ガンガジ  ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ガンガジとともにーJapanの録音が用意できました


みなさま、こんにちは。

 

 

201112月3日に開催されたガンガジとともにーJapanの録音が用意できました。

 

ガンガジは言葉を選びながら、お一人お一人に向かって心から語っておられました。

あなたが、“あなたの真実” に目覚めることができますようにと。。。

 

何度も繰り返してお聴きになることをお勧めいたします。

 

本当は誰もが、自分の存在の真実を知っています。

もうすでにここに在るのに、

ただ、気づかずにいるだけです。

 

あなたが真摯であるなら、ガンガジのサポートはいつでもやってきます。

正確には、、、

サポートをしてくれるのは、他ならない、真実のあなた自身です。

 

『おなじみの物語に没頭するのを止め、

既に存在している本当のあなたを信じてごらんなさい。』(ガンガジ)

 

 

 

ガンガジとともにーJapanを楽しみにしてくださり心からの支援を送っていてくださった参加者の皆様、通訳のきょうこさん、事務を引き受けてくださったけいこさん、ボランティアを申し出てくださったMicaさん、あきこさん、そしてガンガジファンデーションのスタッフと、この企画を決定してくださった、ガンガジに、

深く感謝を申し上げます。

 

 

みなさま、Merry Christmas!

そしてどうぞお健やかに新年をお迎えくださいますように。

 

http://www.gangaji.org/index.php?modules=invitation&op=listen_detail&multimedia_id=166

 


 

In peace,

はるか

 

はるかよりお知らせです comments(7) trackbacks(0)
私の行動は完璧ではなくても、真実の私とは、そのようなすべてを含んだ全体です。
DSC00655.JPG


ガンガジ   お会いできて嬉しいです。

 

質問者    ええ。ここにいることがとても嬉しいです。

 

ええと、、、

 

ガンガジ   ちょっと待ってください。

そこで止まることはできますか?

何もおっしゃらずに。

 

(会場爆笑)

 

『いま、ここにいることが嬉しい。』

と、あなたはおっしゃいました。

素晴らしい真実ではありませんか?

 

たった今ここに存在している。

それが嬉しい。

生きて存在していることが嬉しい。

 

これが、最終的なご報告ではありませんか?

 

私はああだった、こうだった、そして、こうなのだと、

あれこれおっしゃるかわりに、

いま、ここに存在していることが嬉しい。と

 

質問者    (うなずく)

 

ガンガジ   ごめんなさいね。

遮るのは私のいつもの習慣です。

 

質問者   いいえ。

あなたがおっしゃる通りです。

 

パーフェクトです。

 

ご報告があります。

一週間前、息子が家にやって来ました。

本当に驚きました。彼がやって来るとは思ってもいなかったからです。

 

息子はゲイです。

息子を誇りに思っていますが、いくらか心配でもあります。

 

この子にいろいろなことを教えられています。

私は教師をしています。

彼が私を教育者にしました。

大学に戻り、ちゃんと卒業しようと決意させてくれたのは、彼です。

彼のおかげでまじめな人間になることができました。

 

ガンガジ   息子さんはあなたにとっての、素晴らしい味方ですね。

 

質問者    そのとおりです。

 

『私たちは誰もが皆同じだ』

とおっしゃった、あなたの言葉が胸に響きました。

 

息子がゲイであることを知って以来、私はとてもスピリチュアルな人間になりました。

 

ガンガジ   (ガンガジ笑いながら)

 

スピリチュアルな人間!

危ないですね。

 

 

質問者    ええ。私も危ないと思い、

 

(笑い)

 

戻ろうかと思いましたが、もう戻れません。

 

ガンガジ   あなたがおっしゃるスピリチュアルな人間とはいったい何ですか?

 

質問者    スピリチュアルとは、、、

 

(言葉を選びながら)

 

期待を諦めることです。

私が抱いているあらゆる期待です。

 

退職後の安全な生活や、財産の保証も。。。

 

ガンガジ   では、

 

スピリチュアルな人間であるというあなたからのご報告とは何でしょうか?

スピリチュアルという意味をもう少し詳しく話していただけますか?

 

質問者    そうですね、

 

悟りを得るという“考え”を手放し、ただ、ありのままでオーケーでいること。

日々の生活の上り下がりや、私の気分や状態はいろいろであっても、

現れてくるままに、そこにいる。

 

ガンガジ   (微笑みを浮かべながら)

 

現れてくるままに、そこにいる。。。

そこ、とは何ですか?

 

質問者    ええと、

 

静けさです。

 

内側の雑音がどれほど騒がしくても、外側の雑音がいかに騒々しくても、

例えば、義理の息子はとなりの部屋でけたたましい音楽をかけますが、そのようなこととは関わりなくオーケーなのです。

 

ガンガジ   あなたの気持ちが、

たとえ何かに対してオーケーではないとしても、それでもオーケーですか?

 

つまり、あなたがおっしゃるオーケーの中には、あらゆるすべてが含まれているのでしょうか?

 

質問者   。。。。。

 

(笑いながら)

 

あなたはいつも核心をつくのですね。

おっしゃる通りです。

すべてが含まれていて、オーケーです。

 

ガンガジ    何故私がこのように確認しているのかというと、

スピリチュアルな人間という、イメージが、こっそりと忍び込んでくることがあるからです。

スピリチュアルな人間とはこういうものだ、という思い込みがあなたの中にありませんか?

 

質問者   (うなずく)

 

ガンガジ   

あなたご自身のすべてを含みオーケーなのですか?

疎外している部分は何もありませんか?

 

質問者   恐れたり、受け入れられなかったり、誰かを拒否したり、不愉快だったり、そういうあらゆる自分を含みます。

 

そう努力しています。

 

ガンガジ   努力をしているとはどのような意味でしょうか?

何を努力なさっているのですか?

 

質問者    。。。。。

 

(言葉を探しながら)

 

もっともっと、私自身にエネルギーを向けています。 

 

ガンガジ   (ガンガジ 質問者をじっと見つめ)

 

あなた自身とは何ですか?  

あなたがエネルギーを向けているのは何でしょうか? 

 

普通私たちは、政治や社会や家庭、なんらかのセラピーや、スピリチュアルな世界といったものに対してエネルギーを向けているわけですが、

あなたの注意はいったいどこに向けられているのでしょうか?   

 

質問者   表現するのは大変難しいですが、

 

ここに存在している全体性です。

私の身体全体、

私の感情全体、思考の雑音や静寂といった、

全体です。

 

ガンガジ   すばらしいですね。

大変美しいです。

 

あなたがお話しになっているのは、

あらゆるすべてが含まれた、

この、“全体” のことですね。

 

あなたがお話しになった、表面的な静寂や雑音というようなものも、

あらゆるすべてを含んだ全体ですね。

 

あなたが、注意をこの、“全体” に向けられると、

その結果は何でしょうか?

 

質問者   

 

幸福や平安があります。

 

ガンガジ   美しいですね。

 

充実した、満ち足りた人間です。

 

素晴らしいご報告をしてくださいました。

発見なさった真実を、自ら進んで皆の前で語ることには、大変意味があります。

感謝いたします。

 

質問者   (うなずく)

 

ガンガジ   あなたは先ほど、

ご自分はスピリチュアルな人間であるとおっしゃいましたが、

自分とはこういう人間だという分類を手放してご覧になってはいかがでしょう。

 

特に、スピリチュアルというレッテルは厄介です。

レッテルを張るのをやめれば、レッテルに付随して起きる様々な思い込みから解放され,

ただ、

平安そのものでいる。

“全体”のままでいることができます。

 

怒ったり、イライラしたり、不愉快であったりというように、

感情の波が表れ気分が変化するのは自然です。

そして、真にスピリチャルであるとは、普通理解されているような“完璧”であるのとは違います。

あなたは先ほど、“全体” と表現なさいました。

それこそが “真の完璧” です。

 

真の完璧さとは、

完璧でないことさえも含みます。

 

身体は完璧ではありません。

私たちの性格や考え、感情も完璧ではありません。

それらは、常に形を変え続け、

現れては消えていきます。

 

けれども、決して

現れたり消えたりしないのは何でしょう。

 

『 私は、全体。

私の行動は完璧でなくても、

真実の私とは、それらすべてを含む “全体” 』

 

これが自由です。

これが平安です。

 

発見は常に内側でおこります。

お一人お一人がご自分で発見しなければなりません。

 

あなたは、こうして皆様の前に進み出て、心を開き、

ご自分で発見なさったことを皆様にお見せしておられる。

 

私は、

あなたが平安を発見されたことが、 大変うれしいです。

あなたの発見をここで聞いた方々皆に影響するからです。

音叉のように私たちすべてに響きが伝わります。

 

質問者    ありがとうございます。

 

ガンガジ   こちらこそありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

真実のあなたとは誰でしょうか comments(1) trackbacks(0)
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